編集後記 4月11日号

みなさん、こんにちは。 ニューヨーク州の新型コロナウイルスによる死者の合計が7日、前日の4758人から5989人と731人増加し、1日の死者数としては過去最大となり、そして今日、発表された8日の同NY州死者数が799人と前日をさらに上回りました。米政府もあと2週間が勝負どころ、不要不急の外出は一切やめるようにとの発言も記者会見で医師の口から出ました。そんなことから市内スーパーでは買い占め騒動の第2波が起こったようです。外出自粛規制、自宅待機要請によって、市民の日常生活が大きく制約されている毎日。食料品店は営業しているため、自宅での料理はなんとかできているのではないでしょうか。今週号では、ニューヨーク、ニュージャージーの日系食料品店の目玉商品や宅配サービス、営業時間の変更などを5面の社会面で記事にしました。そこには、都市部、郊外ともにお弁当に力を入れていたり、注文寿司のテイクアウトに力を入れていたり、宅配サービスを導入したりと在宅邦人家庭の要望に様々な形で応え、必死に働くお店の皆様の姿がありました。日系スーパー、食料品店は、在留邦人にとって、食の生命線となっています。レストラン、学校などが全て閉まっている現在、本紙、週刊NY生活も、その日系食料品店にて唯一ピックアップすることができます。今週号も無事に発行できました。先週号のメルマガでお伝えした、日本で元本紙インターンの大学生が発起人となって「週刊NY生活」を応援するファンクラブを通して、さっそく大勢の皆様からのご声援をいただき、寄付も日本のファンクラブの口座に届いているとの知らせがありました。本当にありがたく思っております。米国でのこの異常な、非常事態が明けるまでの暫定的な応援団、ファンクラブではありますが、皆様のお気持ちに応えられるよう、危機のなか、新聞発行し、必要な情報を届けて参ります。オンラインのウエブサイトもコロナ情報、ニュースを毎日更新しています。引き続き、よろしくお願いいたします。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)