レストラン日本クラウドファンドで支援呼びかける

故・倉岡伸欣社長

 ニューヨークの老舗「レストラン日本」が、クラウドファンドを立ちあげ、支援を求めている。半世紀前に出店した創業者倉岡伸欣社長=写真右=が他界して2年、その伝統を引き継ぐための店内改装中に新型コロナウイルスによる非常事態宣言となり、外出禁止令と営業停止を余儀なくされ、現在同店自慢の鴨鍋やすき焼き、名物ジャンボ海老の江戸前天丼、松井カレーなどの看板料理をテイクアウトとデリバリーで顧客にサービスを続けているが工事は中断したままだ。

 副社長の馬越恭弘さんは「倉岡には、君ね、お世話になって来た方々にお願い事をするなんて言語道断、もってのほかだよ! と言う声が耳から離れません。でも今回の世界的なパンデミックが今まで倉岡と乗り越えて来た、同時多発テロ、サーズ、金融危機などとは次元が違う特異な状況で、またレストラン業界への影響も長引くことが懸念され、苦渋の決断でファンディングを立ち上げさせて頂きました。レガシーを明日につなげたい、皆様を絶対お迎えしたいという思いで決断しました」という。支援アドレスは

https://www.gofundme.com/f/restaurant-nippon-ny-since-1963-never-give-up-fund

または  www.restaurantnippon.com 

(写真)挨拶する馬越さん(中央)