地下鉄の深夜運行中止

車内清掃作業を重視

 アンドリュー・クオモNY州知事は4月30日、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、清掃作業を重視するために地下鉄の深夜の運行を5月6日から中止すると発表。これまで毎日24時間、週7日体制だった地下鉄だが、午前1時から5時は運行を休止する。早朝出勤が必要な要職労働者には、バスまたはバン、ハイヤーなどのサービスを提供する。NY市警と都市交通局(MTA)が深夜に地下鉄駅を閉鎖した後、紫外線や抗菌剤、静電殺菌剤などを使った洗浄作業を行う。夜間運行中止は、危機的な現状の期間は継続して行われる。地下鉄車内でマスクをしないで夜明かしするホームレスがいることも、感染拡大の温床になっていると衛生上の問題にもなっていた。

(写真)地下鉄の車内で寝ているホームレスを起こすガーディアン・エンジェルス