棟方志功展始まる

ジャパンソサエティーで来年3月20日まで

 ジャパン・ソサエティー(JS)・ギャラリーは、棟方志功(1903〜1975)の100点に及ぶ作品を紹介する展覧会「棟方志功—板極道—」(むなかたしこう—ばんごくどう—)を12月10日 (金)から来年3月20日(日)まで開催している。米国最大の棟方コレクションであるJSの貴重な所蔵品をもとに構成された本展は、「世界のムナカタ」と名をとどろかせた木板画だけでなく、書道、墨絵、水彩画、リトグラフや陶芸など幅広い作品を紹介するとともに、20世紀を代表する想像力豊かな芸術家である棟方の魅力に今一度焦点が当てられる。

 展覧会のデザインは建築事務所MAOが担当。棟方は1903年青森県生まれ。白黒板画や、自由でスケッチのような作風で知られる木板画の世界的巨匠。スイスのルガノ第2回国際版画展(1952年)や第28回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1956年)、名誉勲章(1963年)、文化勲章(1970年)を受賞。入場料は一般12ドル、シニア・学生10ドル。チケット購入は ボックスオフィス電話212・715・1258まで。開館時間は木曜日〜日曜日の正午〜午後6時。

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