パリ・ローマ・日本を描く HASHI 20/20フォトフェスティバル参加

フィラデルフィアで9月9日から個展

 米国でHASHIの名前で呼ばれ、その驚異的な技法で米国の広告写真界において不動の地位を築いているニューヨーク在住の写真家、橋村奉臣がアーティストとして米国でソロデビューとなるYasuomi Hashimura展「未来の原風景-パリ・ローマ・ジャパン」を9月9日(木)からフィラデルフィアのユニーク・フォト・ギャラリー3階(ペンシルベニア州フィラデルフィア市南2番街28番地)で開催する。

 橋村のオリジナル作風「ハシグラフィー」は、写真と絵画を融合させた中に、橋村のファインアーティストとしての新たな可能性と独特の時代観やモノに対する価値観が表現されている。時代不詳のモノトーンな作風は「今から1000年後、西暦3000年の未来社会で生活する人の目から見た現代」を映し出そうとしている。「私はこれまで、瞬間の写真を撮ってきたが、このシリーズは全く違った観点から34年前、1987年パリから作り始めた。米国では初めての発表」と話す。同展は2006年に東京都写真美術館で開催した「未来の原風景」に新たに日本を加えたパリ、ローマ、日本の3部作の構成28点を出品する。11月14日(日)まで。

 開廊時間は土曜日、月曜から水曜が午前10時から午後5時、木曜・金曜が午前10時から午後6時、日曜は午前10時から午後4時まで。キュレーターのスザンナ・ゴールドさんによる解説は要予約・電話610・368・6927、問い合わせはEメールsusanna@susannawgold.com

(写真)Meditation, Ryoanji Temple, Kyoto, Japan, 2004 瞑想、龍安寺、京都、日本 mixed-media unique print 17” x 21” framed to 22.5” x 26.5”