日本クラブWEB公募美術展

入選15作品を発表

 日本クラブでは、全米あるいはグローバルなレベルでの日本文化の浸透を図るため、JCCファンド (ニューヨーク日本商工会議所基金)の支援を受け、「日本クラブWEBギャラリー」を開設した。そのキックオフとして、9月17日から10月14日(水)まで、在ニューヨーク日本国総領事館の協力を受け、日本クラブWEB公募美術展 「フォワード・トゥギャザー!(Forward Together!)」を開催中だ。

 新型コロナウィルスのパンデミックにより、自宅待機を余儀なくされ、活動の場を制限されたトライステート在住のアーティストの創作活動を支援するため、インターネットで公募したところ54作品の応募があり、厳正な審査の結果、15作品が入選した。これらの作品は、17日から公開された新設のWEBギャラリー(nippongallery.nipponclub.org)で展示紹介されている。主題、素材、様式など大変広い範囲にわたった作品で、いずれも力作揃いだ。

 また入選した15作品の中から優秀作7点を「大使賞」として選び、ニューヨーク総領事・大使公邸に展示する。大使賞作品は一般公開されないが、さまざまな機会に公邸を訪れる人々に見てもらうほか、展示の模様は領事館SNSなどでも紹介される。公邸での展示期間は10月下旬から来年2月下旬を予定している。

 入選者と作品タイトルは次の通り。

「日本クラブWEB公募美術展」入選アーティスト=カーティス翠「フリードム」、 原田隆志「ミッドサマーナイト」、 早川朋子「河の流れのように」、河原康佑 「霧中の頂」、 三浦良一「ダイヤモンド街の雨音」、 西彩加「永遠」、 太田美奈子「アカクラゲ」、齊藤輝美 「不死鳥のごとく甦る」、篠塚京子「セントラルパークの四季」、 松井多賀子「花火」、渡部智美「あけぼの」、 渡辺啓子「ジャズの聞こえる街ニューヨーク」、山本かりん「オンリー・インターミッション」、 横田川弘子「生きる力」、 遊真あつこ「クリスタルの神秘 no.1」。

「大使賞」受賞アーティスト=早川朋子「河の流れのように」、三浦良一「ダイヤモンド街の雨音」、 西彩加「永遠」、篠塚京子「セントラルパークの四季」、渡辺啓子「ジャズの聞こえる街ニューヨーク」、山本かりん「オンリー・インターミッション」、 横田川弘子「生きる力」 。(敬称略)

(写真左から)三浦 良一 「ダイヤモンド街の雨音」、カーティス 翠 「フリードム」、山本かりん 「オンリー・インターミッション」