キョウヘイ・イヌカイ展

ジャパン・ソサエティーで6月25日まで開催中

 日系アメリカ人アーティスト、キョウヘイ・イヌカイ(1913〜85)の美術機関では初めてとなる個展「キョウヘイ・イヌカイ」が6月25日(日)まで、ジャパン・ソサエティー(JS:東47丁目333番地)ギャラリーにて開催されている。1960年代後半から80年代にかけて制作された100点以上の作品をはじめ、晩年の作品を展示。油彩で描かれた陰気な抽象画から、墨絵を思わせるフォルムの研究、大胆な色彩と幾何学的な形からなる優雅で遊び心のあるシルクスクリーンなど、さまざまな作品を紹介している。

 生涯に2000点以上の作品を制作したイヌカイはイリノイ州シカゴで芸術家である両親のもとに生まれ、1954年、日本人の父の死後、父へのオマージュとして父の名を引き継いだ。イヌカイはシカゴ美術館附属美術大学、その後ナショナル・アカデミー・オブ・デザインとアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークで学んだ。同展では、ほぼすべての作品が一般初公開され、イヌカイの素材、線、空間に対する探求的なアプローチについてこれまでで最も充実した展覧会となっている。

 開廊時間は水曜〜日曜の正午から午後7時。入場料は、一般12ドル、学生・シニア10ドル、JS会員・16歳以下は無料。チケット・詳細はウェブサイト http://www.japansociety.orgを参照。

(写真右)Kyohei Inukai, Untitled, 1978 © Kyohe Inukai. Courtesy of Inukai Estate. Photograph by Nicholas Knight

子供向けイベント16日に

 ジャパン・ソサエティー(JS:東47丁目333番地)で開催中の「キョウヘイ・イヌカイ」展の関連プログラムとして家族で参加できるワークショップ「ファミリー・アート・デー」が、16日(日)午前11時から午後12時15分まで行われる。インストラクターの指導によりイヌカイの版画や絵画からインスピレーションを得て、自分のアイデアを発展させ、作品を作り、展覧会を見ながら家族でのアクティビティを通じてデザイン、創造、アートを探求することができるイベント。参加費は一般10ドル、JS会員5ドル。申し込み・詳細はウェブサイトhttps://japansociety.org/を参照。