店内飲食に接種証明義務

全米で初、8月16日から施行

 デ・ブラシオNY市長は3日の記者会見で、新型コロナウイルス感染予防のためのワクチン接種を促進するため、レストランを含む特定の屋内活動について新型コロナウイルスに対するワクチン接種証明を義務化すると発表した。発表によれば「KEY TO NYC PASS」と呼ばれるこの命令は8月16日(月)に施行される予定。対象となる屋内活動は、屋内飲食、屋内でのフィットネス、屋内娯楽施設および興業で、その場所で働く従業員に加えて、その施設の利用客についてもワクチン接種証明が必要になる。全米では初の施行となる。9月から全面再開を予定しているブロードウエーのミュージカルなども対象となる。

 クオモNY州知事は2日、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PANYNJ)とメトロポリタン交通局(MTA)の職員に対し9月6日から新型コロナウイルスのワクチン接種または毎週1回の検査を義務付けると発表した。7月28日に州の職員に対し同様の措置を取ると発表していたが範囲を広げた。州が運営する病院の医療従事者で患者と直接接触する人には、週1検査の選択肢はなくワクチン接種を義務付ける。デブラシオNY市長も7月26日、8月より市の医療機関の職員を対象にワクチンの接種か週1回の検査を義務付けると発表。ワクチン接種をしていても屋内ではマスク着用を推奨した。