「親日感深まった」市警、病院などで大好評

お弁当プロジェクト・アンケート

 日本の本格的なお弁当をニューヨークの最前線で命を張って働くエッセンシャル・ワーカーに届ける「弁当プロジェクト」が好評のうちに幕を閉じた。2月3日から3月19日まで、約1ヶ月半に渡って、市内16店舗の日本食レストランやメーカー(表1)が思い思いに心をこめた1059個の弁当が市内の病院、NY市警、MTA、消防署など全15組織(表2)に、配られた。同プロジェクトは、NY日本総領事館の支援のもと、ニューヨーク日本食レストラン協会が全面協力し、ニューヨーク日系人会(JAA)が配達コーディネートを手がけたオールジャパンの取り組み。先日、JAAにアンケートの回答(全82件)が届いた。

 全体的に評判は良く「本日のお弁当に満足しましたか?」の質問は5段階評価で、平均4・8ポイント。関連コメント欄には「日本料理は以前から好きだけど、普段お店で注文しないような珍しい品目が食べられたのがよかった」「ヘルシーで野菜が多いのがいい」「驚くほど美味しい」「プレゼンテーションが美しい」「スタイリッシュ」「きめ細やか」など賛辞が並ぶ。いずれの参加店も、手加減のない和食弁当を打ち出したのが、かえってワーカーたちの食感領域を拡大する結果となり、日本の知識浸透には一役買ったと思われる。

 そして、同プロジェクトで「あなたの日本に対する印象はどのくらい良くなりましたか?」との質問に対しては、平均4・79ポイントで好感。「日本人コミュニティがこんなに最前線のワーカーに感謝してくれて嬉しい」「すばらしい企画」「食を通して異文化理解が深まった」「コロナ禍でレストラン業界も大変なのに本当にありがとう」などコメントは友好的だ。単なる寄付金活動ではなく、自分たちが誇りを持つ食文化でもってニューヨークのコロナ禍復興を支援するアイディアのおかげで、誠意がストレートに伝わった印象だ。

 一方、「弁当プロジェクトで、あなたの日本文化への理解は深まりましたか?」の質問に対しては、平均4・46ポイントで、若干評価が低い。「日本に行きたくなった」「もっと知りたいと思った」といったコメントから関心を刺激された跡が読み取れるものの、「料理のもっと詳しい説明があったらよかった」など今後はこうした機会に際しては、さらに深入りした食文化紹介が求められている一面も伺われた。

以上、エッセンシャルワーカー側が今回のコミュニティ支援プロジェクトを極めて肯定的に受け止めていたことが明らかとなった。(中村英雄)

協力レストラン

メーカー、団体一覧

NY日本総領事館

NY日本食レストラン協会

NY日系人会

NY日系ライオンズクラブ

蕎麦屋

うどん居酒屋WEST

レストラン日本

大戸屋

対馬

和参

Sushi of Gari

Maki Maki

Sushi Ryusei

Brooklyn Ball Factory

Japan Village

Katana Kitten

Hirohisa

Curry-Ya

Global Nippa JSpec

Ito-En(North America)

お弁当を受け取った組織一覧

-Mt. Sinai Hospital

-Imagine Early Learning Center@Mt. Sinai

-Bellevue Hospital

-North Central Bronx Hospital

-Montefiore ICU

-Central Park East 2 (public school)

-NYPD 24th Precinct

-NYPD 23rd Precinct

-NYPD Midtown North

-MTA Grand Central

-FDNY Engine 8 Ladder2

-FDNY Engine22 Ladder13

-FDNY Engine54 Ladder4

-FDNY EMSStation 08

-NYC Sanitation Department