次は警察、消防、救急隊へ日本の弁当を提供します

日本クラブとJCCIが医療従事者に続き

 2020年3月、新型コロナウイルス感染症はパンデミックと言われる世界的な流行となり、日本クラブとニューヨーク商工会議所(JCCI)は「私たちにできることはないか」と考え、過酷な状況下で働く医療従事者に無償で日本食のお弁当を差し入れするプロジェクト「Let’s Support COVID-19 Fighters! 〜NYの医療チームへお弁当を届けよう」を同年5月7日に開始した。米国日本人医師会(JMSA)と会長の柳澤貴裕医師の協力、会員企業、会員・一般からの支援により、プロジェクトはまもなく2周年を迎える。

 同プロジェクトは、ニューヨークの人々の安全と健康を最前線で支える「フロントワーカー」たちをサポートしたいという思いからスタートしたが、今後は医療従事者のみならずNY市警察(NYPD)、NY市消防局(FDNY)、そして救急医療(EMS)で働くフロントワーカーにもお弁当の提供を開始することになった。

 2月23日、マンハッタン西100丁目にあるNYPD24分署に100個の日本食弁当が届けられた。同分署のDeputy Inspector、矢口ナオキ氏はツイッターで「ヘルシーで栄養満点の日本食のお弁当で、ニューヨークの安全を守るパトロールに備えました」とコメントしている。寄付は随時受け付け中。詳細はウェブサイトwww.nipponclub.orgを参照。