園さんに在外公館長表彰

日本食の地位向上に貢献

 ニューヨーク日本総領事館は3月27日、総領事・大使公邸で園力氏(割烹園・料理長、60)に対する在外公館長表彰を行った。園氏は、競争の激しいニューヨークの日本食業界において、シェフとして永年にわたり第一線で活躍し、質の高い料理を提供し続けることにより、日本食・食文化の普及に貢献してきた。 

 また、2017年の国連総会ハイレベルウィークの際に開催された日本政府主催の食レセプションにおいて料理長を務め、当時の安倍総理と共に、当地の政財界要人や外交団に向けて日本食のトップセールスを実施したほか、2020年4月のニューヨーク日本食レストラン協会設立時から理事に就任しているなど、公的な面でも当地の日本食業界の発展に尽力している。 

 表彰式で森美樹夫大使から賞状と記念品を受け取った園氏は「どのお客様も一期一会だと思っています。大切にしているのは、お客さんが最初から最後にお店を出て行かれるまで笑顔で、という空間で、それにふさわしい料理であり雰囲気でありサービスだと常々思っています」と語っていた。北海道札幌市出身。

(写真)森大使(右)から表彰を受ける園さん(3月27日、NY総領事公邸で)