スモークサーモンとクリームチーズの生春巻き、チキンテリヤキバーガー

プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)

元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (17)

 例年になく残暑厳しい8月下旬、食欲が今ひとつの時こそバランスの取れた食事をきちんと食べることが大切。今回はハーツデールのセントラルパーク・アベニュー(ルート100)沿いにある和歌山ラーメンの「紀州屋」オーナーシェフのエディ黒川さんおすすめの2品をご紹介。

 他店同様、コロナによるロックダウンで昨年3月に一時閉店した紀州屋。7月再開当時の売り上げはロックダウン前の2〜3割程まで落ち込んだものの、秋以降は順調に売り上げを伸ばして今年創業7周年を迎えた。「イノベーティング・ダイニング」を目指す黒川さんは長い麺をすするのが苦手なアメリカ人向けにラーメンをパスタ風にアレンジした「ラメスタ」を考案したり、日本の美味しいケーキを食べて欲しいと手作りケーキも始めるなど日々新しい食にチャレンジしている。今秋からは紀州屋ラーメン&マーケットと看板を変えて無添加でやさしい味付けのお惣菜やスープの販売を開始するそうで、今後の展開が楽しみだ。


紀州屋ラーメンヌードルバー 

163 S Central Ave. Hartsdale

電話:914-949-0600

www.kishuya.com


■スモークサーモンとクリームチーズの生春巻き

材料(2本分)

スモークサーモン  100g

クリームチーズ  60g

アボカド 1/3個

アルグラ 40g

生春巻の皮 2枚

〜ソース〜

スウィートチリソース 大さじ5

白味噌、酒 各大さじ2

醤油、ゴマペースト 各大さじ1

 相性抜群のスモークサーモンとクリームチーズを巻いた生春巻きは見た目も美しく、食卓が華やかに。普段の食卓はもちろん、ホームパーティーの前菜としても大人気の一品。

作り方

①ソースの材料を合わせる。

②スモークサーモンは幅1cm位で細長く、クリームチーズは棒状に、アボカドは6等分に切る。

③生春巻の皮を水で両面を濡らし②の材料とアルグラを皮の中央に置き、下側から具材を包み込んで巻き上げる。

④巻き上がった生春巻を6等分に切りお皿に盛り付け、1のソースを添える。

コツ:生春巻の皮は冷水にサッとくぐらす程度で、長く水に浸さないこと。皮がまだ硬いうちに巻くのがコツ。


■チキンテリヤキバーガー

材料(2個分)

チキン胸肉 240g

バンズ 2個

トマト 2スライス

玉ねぎ 2スライス

レタス 大2枚

コーンスターチ 大さじ4

サラダオイル、マヨネーズ 少量

〜テリヤキソース〜

醤油、みりん、砂糖 各大さじ2

酒 大さじ1

 1973年に日本のモスバーガーが売り出して大ヒット、今では日本のファーストフード店の定番メニューとなったばかりでなく、アジアや米国でも人気のチキンテリヤキバーガー。あまからのテリヤキソースとマヨネーズの絶妙な味わいは大人も子供も大好き。

作り方

①テリヤキソースの材料を合わせる。

②トマトと玉ねぎを輪切りに、レタスはバンズの大きさにカット、チキンを薄く開き2枚にカットした後にコーンスターチ(または片栗粉)を軽くまぶす。

③フライパンでバンズの開いた状態を下にして軽く焼く。

④フライパンにサラダオイルを敷き加熱後チキンと玉ねぎを入れ焦げ目がついたら裏返し火が通るまで焼く。玉ねぎを取り出したフライパンに①のソースを入れチキンに照りが付くまで加熱する。

⑤下になるバンズにレタス、焼きあがったチキン、トマト、玉ねぎ、マヨネーズ、上のバンズと順番にのせて出来上がり。

コツ:チキンにコーンスターチ(片栗粉)をまぶすことでソースの味がしっかりつく。焦がさないように火加減に注意しながら焼き上げること。お好みで一味唐辛子を加えても美味しい。