ティファニーズ・ランプ展

クイーンズ美術館

 1939年の万国博覧会のために建てられた歴史ある建造物のクイーンズ美術館は、地下鉄7番線のメッツ・ウィレッツポイント駅近くの広大なフラッシングメドウ・コロナパーク内にある。ティファニー創設者の長男でガラス工芸家であるルイス・C・ティファニーによるガラスランプのコレクションを常設展示している同美術館では現在、ティファニーグラスのノイシュタット・コレクションが主催するもう一つの展示会「ティファニーズ・ランプ=ライトニング・ラグジュアリー」も開催されている。

 1898年から販売されたティファニーのガラスランプは、彩色ガラス(ステンドグラス)と自然や動植物の模様をかたどったブロンズ彫刻からなるもの。当時、その美しさから非常に高額ながらも人気となり、実用品としてのランプではなく芸術作品として扱われた。また「アメリカン・アールヌーボーの傑作」と言われ、世界中の美術愛好家の憧れでもある。2つの展示でこれまで以上の数多くの貴重なコレクションが見られる機会となっている。

 入場料は任意(推奨8ドル、シニア4ドル)、18歳以下は無料。月・火曜は休館。チケット・詳細はウェブサイトhttp://www.queensmuseum.org