日本の美味しい野菜を生産

日本人農家 鈴木ファーム・ルポ

デラウエア州デルマー地区

 ニューヨークから車で5時間、デラウエア州の広大な土地の中、木々の中に現れたのは日本人農家が営む「鈴木ファーム」。畑に植えられたキャベツに白菜、ビニールハウス、まるで日本にタイムスリップしたかのような感覚だ。

 鈴木ファームはデラウエア州デルマー地区で農業を営み今年で31年。東海岸で唯一日本の野菜を生産、作付き面積28エーカーの土地で30種類以上の日本の野菜を育てている日本人農家だ。

 ワシントンDC、NY、NJ、フィラデルフィアなどの日本食スーパーやレストランへ野菜を出荷、コロナの影響で活動が自粛されている中、鈴木ファームへの顧客からの問い合わせは増えているという。4月からは、オンラインサイト、NY農場フレッシュ(www.nynojofresh.com)でも販売を再開。鈴木ファーム野菜5種セットは同オンラインサイトで一番の人気目玉商品だ。

 私が伺ったのは、ちょうど配達前日の昼。「これから野菜取ってきて、洗って梱包始めるんだよ、この前は夜中までかかったよ。明日からはキャベツが入るからね」と、スタッフは収穫に向かい、作業場の中は静まり返っている。5種類の野菜はオーナーの鈴木けんさんが、旬の野菜を選んだ自慢のセット。1つ1つ丁寧に梱包され、NY農場フレッシュの配達日早朝に届けてくれる。NY農場フレッシュの配達スタッフは、鈴木ファームの野菜セットを受け取り、一斉顧客のもとへ配達に向かう。

 今後の野菜の収穫について聞いてみると、今年の5月は霜が降ったりと気温が不安定なこともあり、野菜の収穫が遅れており、現在、収穫中の野菜は、小松菜、水菜、大根、白菜、キャベツ、ほうれん草、大葉。夏物野菜のピーマン、茄子の種が植え終わり、次はシシトウ、ニガウリ、オクラ、里芋、かぼちゃを植えるという。

 6月のNY農場フレッシュの野菜セットには、キャベツ、大根、葉ネギ、シシトウが入る予定。

 「うちの大根は新鮮だから葉っぱがついてる。皆さん、うちの大根を待っているからね」と鈴木さんも出荷を楽しみにしている様子。「毎日忙しいよ。でも、みなさんに期待されているから、頑張ります。みなさんも、コロナに負けないで鈴木農場の野菜を食べて頑張っていただきたい」と笑顔で話す鈴木さん。

 翌日、配達で届いた野菜セットは、キャベツ、小松菜、水菜、ほうれん草、大葉の5種類、鈴木ファームの光景と鈴木さんの言葉を思い出しながら、お客様のもとへと向かう。

 (NY農場フレッシュ/鈴木理恵、写真も)

NY農場フレシュ
ウェブサイト  www.nynojofresh.com/
問い合わせ nynojofresh@gmail.com